ノロウイルス検査案内
ノロウイルスとは?
特徴  形態上の特徴からSRSV(小型球形ウイルス)と呼ばれていましたが、
 食品衛生法の改正(平成15年8月29日施行)に伴い名称が変更されました。
 冬季を中心に,年間を通して胃腸炎を起こします。

 ヒトの体内(主に小腸)でのみ増殖します(食品中では増殖しません)。
 60℃10分程度の加熱では病原性を失いません。
 感染経路として、 
  汚染されたカキ等の二枚貝からの事例
  感染している食品取扱者からの事例
  患者からの二次感染の事例があげられます。
ノロウイルス写真
原因食品  二枚貝(特に生カキ)など、加熱しないで食べる食品
症状  吐き気、嘔吐、下痢、腹痛であり、発熱は軽度です。
 通常、これら症状が1〜2日続いた後、治癒し、後遺症もありません。
 また、感染しても発症しない場合や軽い風邪のような症状の場合もあります。
潜伏期間  24〜48時間
治療  現在、このウイルスに効果のある抗ウイルス剤はなく、通常、対症療法が行われます。
 感染が疑われた場合、最寄りの保健所やかかりつけの医師にご相談下さい。
対策  石けん自体にはノロウイルスを直接失活化する効果はありませんが、手洗いによって脂肪などの汚れを落とし、
 物理的にノロウイルスを洗い流すことが感染予防につながります。
 ノロウイルスの失活化には、消毒用エタノールや逆性石けんではあまり効果がありませんが、
 次亜塩素酸ナトリウム(家庭用漂白剤の主成分)、加熱(食品の中心温度85℃以上で1分間以上の加熱を
 行えば感染性はなくなるとされています。)は効果があります。

 調理器具等は洗剤などを使用し十分に洗浄した後、次亜塩素酸ナトリウム(塩素濃度200ppm)で浸すように
 拭くことでウイルスを失活化できます。
 また、まな板、包丁、へら、食器、ふきん、タオル等は熱湯(85℃以上)で1分以上の加熱が有効です。

  詳しくは、厚生労働省HPへ→ ノロウイルスに関するQ&Aノロウイルスに関するQ&A厚生労働省 HP

  
 ノロウイルスは、病院や社会福祉施設での集団感染の発生や、当該施設で死者が出るなど、問題視されています。
 当センターでは、TRC法TRC法東ソー HPによるノロウイルス分析体制を整えました。
                    TRC : Transcription Reverse Transcription Concerted Reaction (核酸増幅技術)
検査対象者  食品製造従事者、学校や福祉施設等の給食製造者
検査料金  11,550円/1検体(税込)
 検体数に応じて、割引料金も設定しておりますので、詳しくは、お問い合わせください。
 協会会員様につきましては、さらにお得な金額設定をしております。
検査のご注意  ・検査対象品は、ヒトの糞便になります。

 ・検査を希望される方は、一度お問い合わせください。専用の採便容器をお渡しします。

 ・
問い合わせ先  TEL 088−822−6263 井手本  まで

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2019. 10. 23 update